人気ブログランキング | 話題のタグを見る

結びきりと花結び

法事があり、お返し物を頂きました
銀色の水引で、花結び、蝶結びとも言われますが、水引3本で結んであるお品を頂きました

実は、仏事で花結びの水引がかかっているお品を頂くのははじめてでした
お品は長野県の老舗のお店のお品
間違いかとも思いましたが、法事をされた方は、礼法等にとても詳しい方で
長野県外の方でいらっしゃいますので、その地方によって使われ方も異なるのでしょうか
どうなのでしょうか

一般的には
花結び、蝶結びともいいますが、これは、何度起きてもうれしいもの、という事で使われています
本数が多くなると、礼を尊ぶようですが
結びきり、あわじ結びは、一度結んだらほどけないもの、として、一度限りであってほしいようなもの、
という事で使われています

特に関西などでは、どんな時も、あわじ結びを使われる所もあるようです
いとこから、初釜のお席に呼ばれたが、水引はどの結びのものをもっていけばよいのかしらと
聞かれた時、あわじ結びでよいでしょうと、組合の礼に詳しい方から教えていただきました
お茶席は、一期一会、
あわじ結びは、どのような場合でも、失礼にあたらないそうです
関西などでは、すべてのお品に関して、あわじ結びでお贈りする地方もあるそうです
また
もっと言えば、本来、すべての水引結びは、赤白が正式だったそうです

今は、仏事は、黒白、慶事は赤白、となってきています

お寺へのお布施も、お坊さんにお渡しするものなので、赤白でよいと聞いておりますが
父のお葬式をしていただいたお寺さんに法要などで行くと、
おだんかさん達は、黄白、または、赤白の結びきりの印刷した熨斗袋の方か
赤白の水引のあわじ結びのものを持ってきているのをよく目にします

地方により、水引のかけかたが異なったり、仏事では色も異なったりしますので
行われる方は、お店の方に水引のかけかたもお伝えするとよいのかとも思いますが

その方の、気持ちであれば、どんな結びのものでも気持ちであり、
その結び方に対して物申す事も慎むべきとが、本論でしょう

ただ、お店で水引をかける場合は、その方に、花結びであるか、あわじ結びであるか
尋ねてから、かけたほうがよいかとも思います
不明な場合は、あわじ結びで、なんら問題はないようで

ちなみに3月に結婚式のお呼ばれがあります
ご祝儀袋は、あわじでも、花結びでもなく、特別金封を使う予定です
キャピキャピギャルではない年代で、親しくしているので、美しい気品あるものと考えています
最近は、デザイン性豊かな金封もでてきました

同じく、3月の東北の知人のお父様への一周忌は、追悼の意を込め、
銀色のあわじ結びの金封を使う予定です


贈る方と自分との関係、贈る方の年齢、趣向なども考えながら選ぶと自分自身が安心できます

写真は、お茶の懐紙2種、と、紅白のあわ結びと、紅白の花結び、です

結びきりと花結び_e0184385_18452827.jpg


結びきりと花結び_e0184385_1845513.jpg


結びきりと花結び_e0184385_18462227.jpg


結びきりと花結び_e0184385_1847073.jpg


不安でしたら、飯田水引協同組合にて
あわじ結び、花結びの慶事弔事、に簡略事の印刷用の熨斗袋にぽち袋を
一式頼んで、手元に置いておけば、気持ち的に楽でしょうか

迷ったら、あわじ結び、は、失礼ではないようです

心を添えてお贈りする、結んである、つまり、このなかは、一度しばると開けることはできず
毒はひっておりませんよ、どうぞ、私の気持ちをお受け取りください

奥が深いですね
by mizuhikiart | 2012-01-22 18:55 | ひとこま

水引の写真を掲載してゆきたいとおもいます


by mizuhikiart